
1月22日(火)、フィデリティ投信東京本社にて、Think!ロウゴ提言審査会が開催された。審査会は、翌日の提言会でプレゼンテーションを行う3組に絞るいわば「予選会」の位置づけ。全国の大学から参加した10組が、10分間ずつのプレゼンテーションを行い、質疑応答を受けるという方式で行われた。審査員は、上智大学の森戸英幸教授、ファイナンシャル・プランナーの山崎俊輔氏、フィデリティ投信の岡崎剛司、小泉徹也の4名であった。
10月に選考が行われてから、11月の第1回セミナー、12月の第2回セミナーに加え、6冊の課題図書や実地調査などの宿題もその間にこなすなど、3ヶ月年金について学んできた学生たちが、実際に学んだ成果を自らの提言としてぶつけた。
参加学生たちは、緊張と期待の面持ちで、スーツ姿で会場に現われた。ディスカッション時には大人しかった学生が理路整然と発表を行い、「こんなに、うちに秘めたしっかりとした考えがあったのか」と感心させられる。第2回目セミナー時に、プレゼンテーション練習もあったせいか、ジョークがあったり、パワーポイントに独自性のある動作やイメージがあったり、テレビ報道調の解説があったり、演技が入っていたりと、それぞれに

かなり工夫の跡が見られ、見ている側を飽きさせない。提言内容は、民間企業を活用した「年金クーポン」やクレジットカードでの年金支払、ファンド組成やセカンドライフ大学の組成、高齢者の労働推進策、年金チャイルド・スカウトなど、自由でオリジナリティあふれる発想がたくさんあった。
また、全体として、年金の透明性や分りやすさを向上させ、国民の年金に対する知識と意識を高めるアイディア、高齢・所得の少ない人など社会の中における弱者へ配慮した政策、家族や地域住民などの人の繋がりを重視した仕組みなど、「人へのやさしさ」を大切にするメッセージが含まれており、学生たちの素直な心が表れたことが印象深い。
選考は混戦の末、最終的に3チーム、東京大学/石川チーム、北海道大学/山田チーム、大阪大学/市場チームが選ばれ、フィデリティ賞として中央大学/大木チームが選ばれた。決勝戦である翌日の提言発表会で3チームしか聞けないのが残念に感じるほど、全体に良い発表をしたチームが多かったが、選抜された3チームは、他のチームの分もしっかり頑張る、と誓い合って閉幕した。
(KI 080212-1)
(*敬称略、講師名はセミナー登場順)
