『Think!ロウゴ (シンク・ロウゴ)2008』は、老後の所得保障をテーマとした現役大学生による政策提言プロジェクトで、昨年に続く第2回目の今年は副題として、 どうなる!?どうする!?「ぼくらの年金」「家族の年金」というテーマで始まった。
今年は81組184名と応募者が昨年より増え、書類審査を通じて10組27名の大学生が選抜された。このプロジェクトに参加する学生には、「社会人になる前に年金のことを理解したい」、「マスコミ報道を信用しておらず、自分で年金のことを勉強したい」、親が還暦を迎える、または、祖父母と接したことをきっかけに「身近な制度である年金をよく理解したいと思った」等、それぞれにきっかけや想いがある。
また選抜された学生の専攻は、教養学部や法学部、文学部、観光学部、理工学部と幅広く、それぞれの視点から「ロウゴ」の問題に取り組むことになる。
政策提言プロジェクトのスタートとして11月17・18日にフィデリティ投信株式会社本社(東京)で行われた第1回目セミナーでは、公的年金制度や老後所得保障システム、企業年金などの概要、政策立案、制度上の問題点、今後の課題をテーマに、各分野で実務経験を持つ専門家に講義を受けた。
また、民主党の古川元久議員、自民党の鈴木馨祐議員とも昼食会があり、年金に限らず、多くのテーマで議論が交わされ、両議員より、これから活躍していく若い学生たちに向け、エールの言葉があった。どの講義も質問時間が十分に設けられ、活発に質問・議論が繰り広げられた。
セミナー後の学生の感想は、「一般論とは違った話が聞けた」、「豪華な講師陣をお迎えし、お話を伺えて大変有意義な時間」、

「年金の最先端を駆け抜ける先生の講義を拝聴できたのは感激」との好意的な感想が多く、また、「政策を考える以上、加入者の利益だけでなく、政策を実施する側のメリットも考慮する必要があると気付いた」、「これまでの自分の考えは一般的な満足に過ぎず、マクロ的解決にはならないことを知り、さらに勉強せねばならぬ使命感に駆られた」など、気づきも多かったようである。
講師の先生方からも、「これだけ良い質問が出ると、かなり教えがいがある」と手ごたえ十分。
次回セミナーは、実際のディスカッションをし、提言のたたき台作りに取り組むことになるが、各専門家の講義を受け、学生たちはどんな政策を考えるのか、楽しみである。オリジナリティのある提言アイディアが期待できそうである。次回、彼らが提言を作り上げていくさまを追ってレポートしたい。
(I 071221-2)
講師/講義内容:(*敬称略、講師名はセミナー登場順)
